
特集1 家相・間取りにこだわる
注文住宅の間取りを、家相から判断して決めることがあるようです。家相とは、家の様子から吉凶を判断することであり、陰陽五行説に基づいています。風水は研究された学問ですが、家相は先人の生活の知恵からきています。
家相の原点は、家族を外敵や自然の脅威から守るために、どうしたらいいかという考えにあります。電気やガスなど文明の利器がなかった時代、自然の力を利用していかに快適な暮らしをおくるかという知恵から導き出された結論が、家相となったのです。
ですから、家相を気にして、自分たちの生活に合わない間取りで生活をするのは本末転倒です。建設予定の土地とライフスタイルに合わせた間取りが、よい家相といってもいいでしょう。ここでは、生活の知恵にのっとった家相をご紹介します。
キッチン
主婦にとって、毎日作業するキッチンはとても重要な場所です。清潔で明るい雰囲気のなか、快適に過ごせることが大切です。
東と東南は朝の日差しが差し込み、いきいきと作業ができるためよいとされています。逆に西、南西は、西日があたり食品が傷みやすくなるため、適切な方位とはいえません。北は寒さが厳しいため、作業とする場所としては適切ではないでしょう。
トイレ
家相では、トイレを鬼門の北東に作るのはよくないとされています。鬼門の北東や北は大変寒いため、冬に暖かい場所から急に寒い場所へ移動することにより、血圧が上昇。脳卒中や心筋梗塞が起こる確率が高くなるからです。
鬼門にトイレを作る場合は、トイレに断熱材などを入れ、寒さ対策をする必要があります。
玄関
家相では、鬼門の北東に玄関を配置するのはよくないとされています。これは、家相が発展した中国で、異民族の侵略者が北東からやってきたことと関係があります。侵略者にとって、北東に玄関がある家が入りやすかったためといわれ、迷信といっても過言ではありません。
ただ、北や北東は寒く、湿気が多く傷みやすい場所のため、湿気、寒さ対策が必要な場所といえます。
浴室

家相では、浴室が北東や南西にあるのはよくないといわれています。南西は、風上にあたり、昔は薪でお風呂を沸かしていたため、火事になると火が家に回り、よくないといわれたのがその由来。今は気にすることはありません。
また、北東もよくないとされています。北東は、寒い場所のため、冬に暖かい場所から寒い場所へ移動することで血圧が上昇。思いがけない病気の発生を招くためです。断熱材などを入れ、寒さ対策をすることで解決します。


















